岡田ジャパン正念場 |
2009.09.23 Wednesday
サッカーの日本代表岡田ジャパンが、カターニャの森本貴幸の招集を決めました。先日のオランダ遠征では本田圭祐が中心選手である中村俊輔とうまくいくか、といったことが話題になりましたが、日本がW杯で、本当に4強になるために欠かせないのが攻撃力です。オランダの最低の出来であった前半でも点を取れないのが日本の現状の攻撃力ですから、その意味では、強力なFWの出現は不可欠です。本田がチームの和を乱したみたいな風潮になっていますが、今の日本代表には破壊が必要です。
岡田監督や中村俊輔がやろうとしていることは決して間違ってはいないでしょうが、W杯前にいきなりやろうとすることではないでしょう。あと10年ほどかけて日本のサッカースタイルを確立させるために行なうというのであればわかる話しです。しかし、いきなりやろうとしてもやはり無理があるというか、世界には通用していないというのが現状です。そこに必要となるのが破壊者である本田であり、森本なのです。
彼らは自分自身の個の力で海外のリーグで結果を出している人達です。そういった人達がチームに入ってくることで、チームは一度は破壊されるかもしれませんが、その後融合する過程で新たな力を発揮していくわけです。その破壊者である森本貴幸、前回は怪我のため不参加でしたが、今回は参加して欲しいところです。海外で通用する、つまりW杯で勝ち進む為に必要不可欠な二人がチームに入ることで、チーム構成に大きな変革が生まれることを期待します。マスコミは安易に既存メンバーとの不和を煽るのではなく、どうやったらチームとして最高の結果が得られるのか、といった観点から取材すべきでしょう。